EzCatDB:検索ページ・マニュアル
EzCatDB データベースについてEzCatDBデータベースでは、酵素立体構造情報、文献情報などに基いて、酵素触媒機構を階層的に分類しています。各酵素エントリーには、酵素番号(EC number)、PDBエントリー、触媒部位、リガンド情報や文献情報、触媒機構に関する情報、他のデータベース(Swiss-prot, CATH, KEGG, PDBsum, PubMed, CSA & MACiE)へのリンクがはられています。検索ページ・簡易マニュアル酵素名、EC番号、立体構造の種類・スーパーファミリー(CATH)、触媒残基の種類、他のDBのデータIDとリンク(PDB、Swiss-prot、KEGGなど)、リガンドの名前・種類・結合状態、基質・産物・補因子、文献情報(PubMed ID、著者名、キーワード)、触媒機構分類(RLCP)情報の有無など様々な条件を組み合わせて検索できます。注意:何も指定せずに、“Search”ボタンをクリックすると、登録されている全ての酵素の一覧が表示されます。 従って、下記のデータベースのアクセッションIDなどで検索ができます。 UniProtKB: 蛋白質配列の知識データベース(欧州バイオインフォマティクス研究所)。 KEGG: 京都大学化学研究所による酵素および化合物データベース。 CATH: 蛋白質立体構造の階層分類データベース(ロンドン大学)。 PubMed: オンライン文献データベース(米国 NCBI)。 PDB関連データベース: PDB: Protein Data Bank. (蛋白質立体構造データベース;PDB)。 PDBsum: PDB データの要旨データベース(欧州バイオインフォマティクス研究所) PDBj: 大阪大学蛋白質研究所によるProtein Data Bank Japan (PDBj)。 また、下記のデータベースとのリンクの有無などでも検索ができます。 Catalytic Site Atlas (CSA): 酵素触媒残基データベース(欧州バイオインフォマティクス研究所)。 MACiE: 酵素反応データベース(ケンブリッジ大学)。 検索の具体例下図に、具体的な検索例を示します。“EC 3.2.1.-(糖加水分解酵素)”で、α蛋白ドメイン構造(CATH 1.-.-.-)を持ち、触媒残基としてグルタミン酸(GLU)を、補酵素として2価の金属イオンを持ち、RLCP分類を含む(include選択)エントリを選択し、“Search”ボタンをクリックすると、該当する酵素のエントリの一覧が表示されます。 それに対して、何も選択・記入しないで、“Search”ボタンをクリックすると、EzCatDBに含まれる全ての酵素の一覧が表示されます。 4件のエントリーがヒットし表示される。 (参考) CATH:蛋白質ドメイン構造・階層分類EzCatDBでは、蛋白質の立体構造分類は、 ロンドン大学のOrengo教授によるCATH 構造分類データベースに基いています。このデータベースでは、蛋白質ドメインを4階層(クラス(C), アーキテクチュア(A), トポロジー(T) & 同族スーパーファミリー(H))に分類しています。例として、TIMバレル型のドメイン構造の場合、 C:3 (αβ型構造) A:20(バレル型) T:20(TIMバレル型) に分類されています。 |
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